先週10月22日は、宮島に行ってきました。
目的は、
84さんと
高枕さんの企画した「宮島ブックトレイル」に参加することです。
宮島に行くのはおおよそ30年ぶり。たぶん学生のときに訪れて以来です。
当日の天気予報は雨。フェリーに乗って眺める宮島は雲が踊ってました。
本のイベントに雨はさすがにまずい・・・。
しかし、到着した頃には雨は降り止み、その後ほとんど雨に遭うことはありませんでした。
今回の宮島ブックトレイル(第1回)は、宮島の商店街や賑わっているところから一本横に入って、少し落ち着いた中、本をテーマに人と場所に出会う企画でした。
451ブックスは、一箱古本市とブックトーク2つを担当。さて人は来てくれるのか。
宮島についてそこそこ、ブックトレイルは始まりました。
451ブックスの出店していた場所は
宮島 ar tin。町家がギャラリーになっている素敵な空間です。本の後ろで立っている人は、そんな町家の中庭を眺めて楽しんでいる様子。
一箱古本市の箱は、高枕の大前さんが一つずつマスキングテープを貼ってギンガムチェック風にしたもの。
たぶん夜なべだよね。なんて話しながら、ぼちぼち準備もしていると、たくさんの人がやってきました。
来場者に配られた汽車の絵の描かれた栞に、星形のパンチを入れなくてはいけない(僕も欲しかった)のだけ
ど、その栞も品切れ、うれしいことに451ブックスの箱は、ブックトークが始まる時間の頃には、完売目前。
宮島 art inの横の家の外に薪が置いてあるのだけど、これは、「
おひさまパン工房」。途中ちょこっと抜けて買いにいく予定が、余りの盛況にかなわず、「美味しいですよ〜」と聞いただけに終わってしまう。
ブックトークは、夕方と夜の2回。「大人のための絵本講座」と「本の旅 夜に遊ぶ」。
会場は、これも町家「
宮島こもん」。
いつもの講座とは違って、和室での開催。畳の上で本を囲んでの話がなかなかたのしい。
たくさんの本好きに囲まれて、調子に乗って喋る。
センダック、バーニンガム、ゴーリー、エッツ、林明子、宮沢賢治・・・。
僕の作った「雨ニモマケズ」や「林の底」、「注文の多い料理店」や、持っていった本をたくさん買ってもらって、感謝の言葉もなく、良い方々の手許に渡って幸せでした。
今回は一人で参加したため、写真を撮ることがほとんどできず、写真の多くは翌朝の風景。
不規則に曲がったり、大きくなったり、細くなる道と、古くからある建物の間を歩くのも楽しい宮島。宮島こもんの裏には凄い石垣もあった。
84さんや高枕さんをはじめ、広島や周辺の本好きの人たちと出会えたことも、とても楽しかった宮島トレイル。
どうやら、第2回もあるそうです。