古書と洋書と新刊書籍の店


by 451books

募金の方法

先日、岡山の商店街を歩く機会がありました。地震直後ということもあって、予想通り募金を呼びかける人たちが並んでいます。小銭を幾つか入れましたが、おおきな違和感を感じてしまいました。

それはエセ募金(義援金詐欺)だからではなくて、立っている人たちが僕と同じくらいか年上の男性たちだったからです。見た目50歳以上かなということです。
僕が違和感を感じたのは地位も名誉もお金も経験も(またはそのどれかが)あるおじさんたちが、今できることは街頭に立つことなのか?という疑問でした。高校生や大学生、自給800円程で働いている若者ができる精一杯のことは街頭募金かとも思います。でも此処に立っている人たちはもっとできることがあるのではないかと。その違和感でした。

今、募金や義援金を集めているところはたくさんあります。たくさんの物資も送られているようです。
そのなかで大事なことは、自分が思う支援がきちんと届くかということだと思います。
451ブックスのお金の一部も信頼できる日本赤十字社に送ります。でも、他の団体にも送ろうと決めています。少ないお金でも本当に困っている人たちの役に立てばと思っているからです。

マスコミ(テレビ、新聞、雑誌等)が騒いだことだけや、大きな組織や、長い期間の中では必ず忘れられる人たちがいると思って入るからです。マスコミや行政、大企業のように原発推進や肯定する組織は、原発反対を表明している団体の支援活動を、内容に関わらずフォローするとは考えることができません。

寄付したお金の使い方が良くわからない団体も、寄付することに満足する人以外はお薦めできません。
寄付や義援金を送る以上、使われ方も責任を持たないといけない部分だと思っています。

d0137603_12214319.jpgクリックするだけで無料で募金できるイーココロ!という会社があります。NPOではありません。
会社なので利益をとります。なので、募金の全額が支援に使われるわけではありません。
だから、自分の募金がどう使われるかと考えるとお薦めできないと考えてしまいそうです。

実は、イーココロ!の募金は、多くは企業の広告宣伝費を利用しています。社会貢献の意識の低い企業が多い日本の中で、広告宣伝費を役立てようという企業のお金です。

そのお金を引き出す仕組みを作ったのがイーココロ!で、引き出す役目がイーココロ!をクリックする人たちということになっています。

ひとりひとりは小さな単位ですが、たくさんの人が利用することで支援の必要な人を助ける一つの仕組みが此処にあります。
そのイーココロ!を作った関根 健次さんが、設立の経緯や思いを書いた本が、「ユナイテッドピープル」(ナナロク社)です。451ブックスでも発売中ですが、支援する気持ちを持つ人に一度読んでもらいたい書籍です。
[PR]
by 451books | 2011-03-18 13:49 | 書店な日々 | Comments(0)