古書と洋書と新刊書籍の店


by 451books

東京全カタログ

d0137603_227526.jpg「東京全カタログ」フォークロア発見の会編、1976年に初版が発行されたガイドブックです。表紙を見てもとりたて、個性があるわけでないデザインですが、この本、「*全ページ手描きイラスト・マップ*」なのです。

d0137603_22155195.jpg東京のガイドブックなので「超高層ビルのっぽくらべ」もあります。東京タワーは333m、当時最も高いビルは「サンシャイン60」の240mです。当時の丸ビルも載せられていますが、まだ30m。誰も今の丸ビルは想像していなかったはずです。

d0137603_22343419.jpgその次のページはなぜか「若者のひとり住まいーいくらかかるか」。光熱費込み月2万円の四畳半のアパートに住んで、食費は3万円。教科書文具代が5千円、娯楽教養被服代が1万5千円、合計7万円で暮らしていたようです。家賃は安いけど、食費はあまり変わってない?、携帯代がありません。

d0137603_2257836.jpg他にも「隅田川15橋と水上バス」、「多摩川にどんな魚がいるか」、「東京の野鳥をみる」、「もしも大地震が起こったらー避難場所121ヶ所」、「国電地下鉄車両スタイル」、「一度は乗ってみたいハトバス主要コース」などなど、全て手描きのイラストです。

d0137603_2334051.jpg「エネルギーの爆発する新宿」。70年代の若者のイラストです。後ろに立っているパンタロン姿の女性が持っているのは白いギターでしょうか。他にも「ジーンズで歩こう神田お茶の水」等々、これだけの量の手描きでのガイドブックはもう無理じゃないかというぐらい詰め込んだこの本、決して上手くはないけど、古本でしか出会えない70年代です。
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# by 451books | 2008-01-24 23:09 | 古書・古本・買取り | Comments(0)

むくもくのスツール

d0137603_15173226.jpgみぞれ混じりの雨の中、451ブックスは営業をしていますが、やはり静かな1日になりそうです。こういうときには備品の紹介を。
ファブリック451の箱を作ってもらったむくもくさんのスツール。むくもくさんのストアハウスにお伺いしたときに一目惚れして購入した逸品です。

d0137603_15231367.jpgマルスツールは、4本脚バージョンもありましたが、選んだのは3本脚バージョン。現在、販売終了なのが残念ですが、UFOに脚が生えたような造形が楽しいスツールです。座面の周囲の斜めの部分を大きなサンダーで削っていると聞いて納得しましたが、手の感じの微妙なカーブになっています。

d0137603_15315365.jpgこちらは、中国に買付けに行かれた際に、見つけてこられたスツールということですが、普通の商品の家具としては考えられないようなおおざっぱな仕上げな出来上がりです。でも、これが一目惚れな商品だったりするのです。

d0137603_1536698.jpg座面の板は薄いところが2cmくらい、端の部分は7cmくらいあります。角が削れていたり、節のような部分の穴があったりしますが、この厚みが何とも言えない質感を出しています。たぶん、古材を使って作られているように思われます。

d0137603_15404753.jpg脚の振れを防ぐ横材をみると、ほぞ(木材と木材を組み合わせるときに一方を凸、もう一方を凹に削ったときの凹の部分)が彫られていた形跡が残っています。きっと他の何かの家具に使われていた部材でしょう。

d0137603_15442968.jpg座面をよく見ると、脚の材木がそのまま上部まで貫通しています。4本脚なので4ヶ所、そのままそろって上から断面を見ることが出来るという、思い切りの良い仕上げです。
このスツール、金属的な451に少し違和感があるかなとも思いつつ、人の手と時間を感じさせて、庶民的な感じも、実は古本屋としての451ブックスにとっても似合っているような気がしています。

1階に置いてある2つのスツール、リアル店舗で座り心地を試してみてやってください。もしかすると「中国五千年の歴史」を感じることが出来るかもしれません。
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# by 451books | 2008-01-20 16:04 | 書店な日々 | Comments(2)
先日、「大人が泣ける洋画ランキング」を行っているテレビ番組を見ましたが、1位は「タイタニック」でした。「ドリームガールズ」がランキングに入っていないのが確かに残念。
「マイ・アーキテクト」も入っていませんでしたが、建築好きなら間違いなく1位ではないかと思っています。
d0137603_12464099.jpg映画は、巨匠と呼ばれた建築家の「父」と、30年近く経ってその姿を見つめる「息子」のドキュメンタリーです。かっこ付きなのは各々に事情があるからです。
映画の最後に子供たち4人が、カーンの設計した住宅「ノーマン・フィッシャー邸」にて語り合うシーンが映画的にはもっとも感動するシーンとして締められているように思いますが、カーンが設計した「アメリカ吹奏楽団のための船」の船長兼指揮者のロバート・ブードローに「息子」出会うシーンがもっとも印象的でした。

d0137603_16403910.jpgルイス・カーンの建築や、その建築を愛する人たちや思い、カーン自身を見ることの出来る映画です。
写真は、「Louis Kahn to Anne Tyng(ルイス・カーンからアン・ティンへの手紙)」洋書ハードカバー。
建築においてもパートナーであったアン・ティンが、ローマに滞在していた1953年から1954年の間、ルイス・カーンが彼女に宛てた手紙の記録です。彼女自身の生い立ちや、カーンとの建築プロジェクトに関する多くの記述、絵や図面が掲載されています。
d0137603_1342575.jpgアンが映画の中でも憂いていた「トレントン・バス・ハウス」(二人での最初の仕事です)。この本の中でも在りし日の写真や、図面が紹介されています。映画で紹介されている状況と比較すると、平面的にも変更されているようですし、本来のオープンなイメージを画面では全く感じなかったので、なぜ彼女が憂いていたのか少しわかる気がします。

d0137603_1532647.jpg本には、手紙そのものも一部紹介されています。カーンが簡単に図面を書いて、彼女に説明をしています。写真は計画中の住宅で、24feet(約7.3m)×24feetの矩形を基本に展開し、煉瓦と木を組み合わせて、宅地内の植樹との調和を図ることを読み取ることが出来ます。平面での×マークは樹木です。

d0137603_15584180.jpgこの写真は、アン・ティンがハーバード大学(建築専攻)に在学中、近くのチャールズ川にて撮影されています。彼女の誕生から現在までの半生が紹介されていますが、彼女が在学中にデザインしたなかなか興味深い椅子の写真や、家族写真もあります。その他、カーンの生涯も写真で紹介されており、若い頃(1928年頃9のパスポートの写真なども見ることが出来、「マイ・アーキテクト」でのエピソードを思い出させてくれます。
事務所で働く姿の二人の写真も幾つかあり、当時のカーンの事務所の様子や働く様子がうかがえます。彼女が現場で指示を出しているような写真もありました。

d0137603_16101567.jpg基本的には、カーンが、彼女に出した私信なので、なかなか読みづらい部分も多いのですが、(もちろん英語です)手紙そのままの画像だけでなく、テキストに全文直して掲載してあるので、カーンの描いたスケッチを見ながら読み進めていくことが出来ますが、写真のように、With lots and lots of love Lou XXXXXXXXのように書かれていたりします。

d0137603_134889.jpg本の最後に載せられているカーンとアンの肖像画は、カーンの手によるスケッチ(片方は自画像ですね)です。上手なことはもちろん、建築家が手を動かすことを日常的に行い、大事に思っていたことも、そしてカーンとアンが建築をこよなく愛していたことが、よくわかる1冊です。


451ブックス商品ページ → ルイス・カーンからアン・ティンへの手紙
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# by 451books | 2008-01-19 16:44 | 建築・インテリア | Comments(0)

チラシの作り方?

d0137603_12514237.jpg先日も紹介しましたが、「FOR BOOK LOVERS vol.2」を年初より配布しています。
今回は第2号、昨年4月に発行したvol.1より大判になってオレンジ色で登場です。451BOOKSの本を扱っていただけるお店も増え、Fabrique 451がOPENしたのを機にこの時期に発行です。

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vol.2を裏返すとCAFE Z、CoMA、Warp、プチメリット、Fabrique 451、451BOOKSをひとつにまとめた地図を見ることが出来るようにしています。簡単なインフォメーションも載せています。比べてみると、vol.1よりかなり変わった部分です。

d0137603_1392649.jpg 表紙から左側を開くと、4コママンガの「ウチュウカマンニンニク」、Fabrique 451、451BOOKSの紹介を載せています。ブラボーによる「ウチュウカマンニンニク」もですが、このチラシはIllustratorを使って作っています。「どうやって作っていますか?」と聞かれることもありますが、全てパソコン上(Mac)で作ったデータを、ネットで注文を受けている印刷会社に送って印刷してもらっています。

d0137603_13144332.jpgvol.2は、読み物としても楽しんでいただけるようにしたかったので、コラムのスペースを作ってみました。表紙から右側を開くと、特別にお願いしたコラムを4本掲載しています。たまたまなのですが本に関わる仕事をされている方たちが4人、本に因んだコラムを書いてくださいました。それぞれのコラムから。本に対する愛情をとっても感じて、記事を書いていただけたことにとても感謝しています。
紹介している本も、全てではありませんが451BOOKSで販売しています。

d0137603_1321719.jpg今回サイズがA3になった理由は、毎年作成していた451BOOKSのオリジナルカレンダーの大判サイズをチラシの裏面に印刷したことにあります。いままでA3ノビをプリンターで印刷していたのですが、プリンター自体が壊れてしまったこともあって、買替えるより印刷してしまおうという企画です。
地のデザインは今まで通り世界地図(素材から色とフォントを調整しています)、世界の絵本を紹介する地図にしています。フランスはゲルダ・ミューラー、イギリスはジョン・バーニンガム、アメリカはエドワード・ゴーリーとモーリス・センダック、日本は・・・。451BOOKSが独断で選んだ作家さんと絵本です。

「FOR BOOK LOVERS vol.2」は、451ブックス他、各店舗にて配布中です。一度お手に取っていただければと思っています。(折っていないモノは、451ブックスで配布中)
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# by 451books | 2008-01-12 14:38 | Comments(2)

ジャック・ドゥミの世界

d0137603_18392914.jpg「ロバと王女」が岡山では昨年、シネマ・クレールで上映されました。この作品、ジャック・ドゥミ監督の幻の作品。もちろん、451ブックスは、喜々として出かけました。1970年の時代性ももちろん、キッチュな内容は観る人を選んでしまう程、衣装も演出も舞台も個性的な映画です。

d0137603_17215469.jpg1966年に公開された「ロシュフォールの恋人たち」。クルマのコマーシャルに冒頭の音楽が使われていることもあって必ず耳にしたことのある音楽は、ミッシェル・ルグランによるものです。キャストは、カトリーヌ・ドヌーヴとフランソワーズ・ドルレアック(実姉)、ジョージ・チャキリスなどですが、なによりも映像の美しさとミュージカルな演出が必見です。舞台となったロシュフォール市の協力や贅沢な予算で、ジャック・ドゥミのイメージがそのままできあがったようなベストな作品だと思います。

d0137603_1901874.jpg1996年にフランスで発売された「Le Cinéma enchanté de Jacques Demy(ジャック・ドゥミ、魅惑の映画)の表紙も「ロシュフォールの恋人たち」の撮影の一場面です。モノクロの写真にカトリーヌ・ドヌーヴの帽子、バッグ、ワンピースの一部分にピンクの着彩がされている表紙、ジャック・ドゥミも写っています。

d0137603_1811474.jpgジャック・ドゥミの誕生から始まり、なぜ映画を撮るようになったかなど幼少期の写真や、自主映画の撮影風景などの写真や資料が掲載されています。もちろん、彼の映画の本なので、それぞれの作品の撮影風景、制作秘話、スチール写真も見ることが出来ます。

d0137603_18211476.jpg写真は、「シェルブールの雨傘」の一場面、背景はミッシェル・ルグランのスコアですね。ドゥミとルグランの打合せ風景の写真なども掲載されています。

d0137603_18263793.jpg「ロシュフォールの恋人たち」の一風景です。他にもスチール写真が幾つか、休憩中の写真や、撮影位置や立ち位置を記入した図面なども掲載されています。

d0137603_18312277.jpgこの写真は、「ロシュフォールの恋人たち」に登場する、街の中心にある二人(ドヌーヴとドルレアック)の母親が経営しているという設定のカフェです。モノクロ写真ですが、インテリアは、今でも通用しそうな感じが伝わります。

「ロバと王女」は、現在DVDで販売されていますが、ジャック・ドゥミ作品のほとんどは、残念ながらDVD化されておらず、DVD化された「ロシュフォールの恋人たち」も「シェルブールの雨傘」等々も廃盤状態。
この本も、日本語に翻訳されることもなさそうですが、フランス語版のみで発売されました。
ジャック・ドゥミの映画の世界、出来ることならいろんな人に楽しんでもらいたいと思います。
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# by 451books | 2008-01-08 18:52 | 写真・映画 | Comments(4)
今日から仕事始めの方も多いようですが、土日営業の451ブックス、今年は明日から営業です。
2008年、ネズミ年ということは、RATATOUILLE(レミーのおいしいレストラン、英語版タイトル)を紹介してみようということで、写真はDVDと洋書版のレミー2冊です。

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RATATOUILLE(ラタトゥーユ)というのは、フランス南部の野菜煮込み料理(田舎料理)ということで、実はRAT(ネズミ)とは全く関係ありません。主人公のレミーがネズミなので語呂合わせで付けられたタイトルですが、その語呂合わせを上手に使っている映画です。
ピクサーの映画なので、予想通り脚本も良く練られていて動きも個性的な作品です。今回はお約束のNGシーンはなくて少し残念でしたが、DVDに裏メニューなオマケが付いていて楽しめたりします。

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ピクサーについては、作品毎に設定集も出してくれるので、それも楽しみのひとつですが、そこに載っている3Dではないラフにとっても魅力を感じてしまいます。
映画でもエンディングロールにも流れるアニメーションが良い手書きな感じで、つい2Dでレミーを見てしまいたいと思ってしまいますよね。

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レミーの絵本でも3Dのモノも多いですが、手書きな感じが写真で紹介しているようなものもあります。一冊は映画のストーリーに準拠したものですが、もう一冊「YOUR FRIEND THE RAT」は、ネズミと人間の関係が以下に不可欠なものであるかを教えてくれる科学絵本です。

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ネズミの習性から始まって、人間にとってのネズミの象徴性(干支が紹介されてます)とか、内蔵が人間によく似ていることから化学実験に使われるとか、ジャンプ力は人間のサイズで考えると屋根を越えるぐらいだとか、手書きを生かしたイラストでわかりやすく紹介されています。

この絵本を読むと、仮にレストランでネズミを見かけても、きっと「あっレミーだ!」って言えること間違い無しです。
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# by 451books | 2008-01-04 19:41 | 絵本・児童書 | Comments(2)

HAPPY NEW YEAR! 2008!

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新年明けましておめでとうございます。

おかげさまで451ブックスとして3回目のHAPPY NEW YEARになりました。
今年からは、ファブリック451も正式オープンになります。
451ブックスの2008年は、レクチャーと教室の1年になるかもしれません。
多くの方に喜んでいただけるよう、がんばっていきたいと思っています。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。



ひとつの解釈
ファブリック451に行こうかな〜、451ブックスに行こうかな〜と
悩んでいるように見える猫(名前はカツマタ)、
実は、木の上の小鳥を狙っているように見えて、
空を舞っている雪の結晶を見るのが大好きだけど、
「建築家」もしくは「設計家(飛行機)」な彼だったりします。
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# by 451books | 2008-01-01 11:24 | 書店な日々 | Comments(10)
いよいよ2008年を迎えますが、12月のペラモノ(1枚物の印刷物)でスケジュールが押しまくる日々になっていました。
d0137603_22545066.jpgポイントカード→ポストカード→A3チラシ+A3カレンダー→フロッピーカレンダー1式の順で作って1ヶ月。う〜ん、なかなか手が遅くて仕事になりません。
年の迫った29日に、お待ちいただいていたカレンダーもようやく完成。お待ちいただいた方にもご迷惑おかけいたしました。


ポイントカード:
リアル店舗でポイントカードを発行していましたが、451ブックスでのみ使用が可能でした。Cafe Zさん、CoMAさん、WARPさんでも451ブックスの本を扱っていただいていますが、Fabrique 451もオープンして、全店で使えるものを作る必要が出てきたわけです。
簡単だけど地図やインフォメーションを入れて、書店らしい風情?を入れたデザイン。451ブックスらしく青色ベースで垂直尾翼入り、スタンプ欄は本(ハードカバー)を広げたデザインにしてみました。
今回は2つ折りカードサイズです。

ポストカード:
クリスマスカード&年賀状です。
階段状の451BOOKSとFabrique 451に結晶写真家ベントレーに敬意を込めてデザインしたスノーフレークを降らしています。ちょっと変わった結晶も混ぜています。

A3チラシ:
「FOR BOOK L0VERS」vol.2として、451BOOKSとFabrique 451の紹介チラシ+4コママンガ「ウチュウカマンニンニクvol.2」の掲載誌としつつも、今回は読み物として文章を増やして作っています。
無理をお願いして、本を愛する4名の方に寄稿していただいるので、楽しんでいただけたらと思います。
裏面は、世界の絵本を紹介する1枚物のカレンダー。昨年まで販売していたA3ノビのカレンダーをリニューアルしています。

フロッピーカレンダー:
カフェ時代から、手作りで作っているフロッピーカレンダー。451ブックスの販売している絵本をテーマにした1月1枚の12枚物のカレンダーです。実物の絵本も手に取っていただけると幸せです。

今年12月で451ブックスは2年を迎え、ファブリック451も正式オープンになります。
2008年もどうぞよろしくお願いいたします。
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# by 451books | 2007-12-31 23:42 | 書店な日々 | Comments(2)

ちょこらん

規模から営業時間から、451ブックスには本屋として欠落しているものがメチャあるわけですが、全然置いていない分野のひとつ(もちろん山ほど置いていないものがある)が、マンガです。
赤塚不二夫も手塚治虫も大友克洋も澤井健も好きだけど置いて(買取はしてますが)ません。
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でも、『ちょこらん』。
今月号のIKKIに付録で付いているイキオシVOL.1(イキマンイチオシ作家そろい踏み傑作選)に収録されているマンガ。
作者はaptでおなじみの、「にしがきひろゆき」デビュー作です。
IKKIの編集長が担当という、周りから見ると期待の新人という感じですが本人はなかなか実感がわかないようです。でも期待してしまいますよね。

『ちょこらん』は、小学生の男の子(たかはしたかしくん)が主人公。子供のかくれんぼの話が、微妙に展開して、微妙に可笑しくて、微妙な不思議な世界に、21ページひろがってます。やっぱり続きが気になります。
これからの「たかはしたかし」と「にしがきひろゆき」を451ブックスもとても楽しみにしています。(やっぱりサイン会かな)

IKKI(イッキ)2月号は、現在発売中です。
TSUTAYAとか、大きな書店で販売されています。
※残念ながら、451ブックスでは売ってません。
定価は、600円(税込)小学館発行です。
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# by 451books | 2007-12-28 16:21 | 書店な日々 | Comments(4)

猫の建築家

d0137603_1842731.jpgネットの古本屋にとって、「猫の手も借りたい」のは、買取りの書籍を仕分けしてる時?未発送の商品が山積みになっている時?だったり、猫に古本屋がつきものだったりする訳です。
そんな訳で、451ブックスの大切な本も猫がらみな「猫の建築家」です。
この本、ミステリィ作家「森博嗣」さんが、イラストレーター「佐久間真人」さんが描いた、猫と建築の絵に文章を添えています。文庫版も発売されていますが、やはりお薦めは単行本。絵の大きさも異なるし、モノとしてハードカバーな単行本が、モノにこだわった作品にしっくりときます。


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ここに登場する猫は、「美」の意味を問いながら街を彷徨します。
この絵本では、彼は鑑賞者であっても創造者ではありません。
しかし・・・



ーしかし、目的もなくむやみに出歩いたりはしなかった。

まず、「思慮」が必要であることを猫は知っている。

造られるべき「形」とはどのようなものか、
あるいは、
造られるべき「機能」とは何であるか。

遠くを見据えるように、じっと考える。
目を細め、背中を丸めて、考える。

ー以上 引用「猫の建築家」

一枚一枚の絵がエアコンの室外機や、樋、電線、縁石まで、精緻に描かれ(ペンに水彩かな)、少し古い路面電車と少し古いコンクリート建築が登場します。
もちろん、建築家な猫も。
時や場所を変え、その猫が街を建築的な思考を持って彷徨します。



d0137603_18434030.jpg「なぜ、この形を選んで、なぜ造ったのか」
「この形の機能は、何を表しているのか」
「建築の美は、どこに宿っているのか」

街を歩いている猫がふと立ち止まって、何かを見ているように感じるときがあります。
窓から外を眺めている猫は、何を見ているのか。
その目線の先にもしかしたら、建築か内と外や機能の意味を考えさせるモノがあるかもしれません。
その時、もしかしたら建築家を名乗ることが許される本が、この「猫の建築家」のような気がします。
451ブックス、お薦めの一冊です。
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# by 451books | 2007-12-27 19:12 | 建築・インテリア | Comments(2)