映画「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」を見てきました。
911で、父親を亡くした少年オスカーの物語です。
突然、肉親を亡くし残された家族の物語は、悲惨な出来事の原因に触れることはありません。
ただ、残された家族の悲しみと、生きていく決意を示唆するだけかもしれません。
それ故、この物語は、311へ繋がり、それからを暗示しているようにも感じます。
誰も支えることのできない、少年や、残された人々に起こった、この災害とも感じるような出来事。
お金や地位や権力のために利用し、今を生きる自分たちだけのために、多くの犠牲を強いる人々。
僕達がいなくなったあとも、つけを回すことなく、ここに描かれた事実を受け止めてくれることを望みます。
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洋書「Extremely Loud and Incredibly Close」
和書「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
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by 451books
| 2012-03-09 22:59
| 書店な日々