古書と洋書と新刊書籍の店


by 451books

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これでいいのだ

d0137603_220755.jpg8月2日に赤塚不二夫が亡くなりました。
長らく意識のないまま病床にあり、451BOOKSでは開店当時から、ときおり話題にしつつ心配をしていました。覚悟はしていましたが、やはり残念としか言いようがありません。新しいギャグを読んでみたかったのは、僕だけではないでしょう。

作家の方が亡くなられると、本が売れるとも言われます。
451BOOKSも、店頭に並んでいた赤塚不二夫の本について問い合わせがあったのは、日頃から本棚をしっかり見てくれている人がいるのだなあと、不思議な感慨もあったりします。

写真の本は、赤塚不二夫対談集「バカは死んでもバカなのだ」。
ページを開くと△を頭につけた赤塚不二夫。この対談集は、酒で溺死した赤塚不二夫を偲んだ彼の友人たちと会話を納めたものです。
野坂昭如、立川談志、東海林さだお、嵐山光三郎、松尾貴史、所ジョージ、なぎら健壱、吉村作治、黒柳徹子、藤子不二雄A他の方々と大好きだったお酒を飲みながら、赤塚不二夫を偲んでいます。


d0137603_21592046.jpg一部の日本人の人格形成に、最も影響を与えただろう赤塚不二夫。「おそ松くん」も「天才バカボン」をはじめ、彼の作ったキャラクターやギャグ、流行語?を知らない人はいないことでしょう。

40年以上前、実家の正門の前での記念撮影で、当たり前のように「シェー」をしていた子供の写真で、彼にお悔やみを。
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by 451books | 2008-08-13 22:30 | 書店な日々 | Comments(4)

優雅に叱責するゴーリー

d0137603_12475551.jpg今週金曜日より、「えほん探検きょうしつ」後半が始まります。
第5回に取り上げるのは、エドワード・ゴーリー「優雅に叱責する自転車」。
意味不明なタイトル、それ以上に良くわからないテキストとイラスト。
子供用というよりも大人向けな絵本を数多く手がけた、エドワード・ゴーリーと彼の絵本について探検していきます。


d0137603_12484246.jpg写真上)「優雅に叱責する自転車」の表紙部分。黄色い靴に描かれたEDWARD GOREYの文字が躍っています。

写真下)「優雅に叱責する自転車」の一場面。不思議な自転車に乗った子供二人が鰐に出会うシーン。

今回の教室では、なかなか入手困難なゴーリーの作品(本)も幾つかお見せできる予定です。


○今後の「えほん探検きょうしつ」の予定
   第2、4金曜日(どちらかご都合の良い金曜日をお選びください)、
   19:00〜20:30、お茶、クッキー付き。
   会場・申込先 CAFE Z 岡山市浜野2-1-35 tel 086-263-8988まで

第5回 8月8日(金)22日(金)
    「優雅に叱責するゴーリー」
    エドワード・ゴーリー「優雅に叱責する自転車」
第6回 9月12日(金)26日(金)
    「みえないゲルダ」
    ゲルダ・ミューラー「みえないさんぽ」
第7回 10月10日(金)24日(金)
    「あたまのうえにスースがいくつ?」
    ドクタースースと仲間たち「あたまのうえにりんごがいくつ?」
第8回 11月14日(金)28日(金)
    「不思議の国のロバート」
    ロバート・サブダとマシュー・レインハート「不思議の国のアリス」
特別編 12月12日(金)
    絵本の楽しみ教室「クリスマス編2008」
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by 451books | 2008-08-03 13:39 | イベント・教室 | Comments(4)

60VISION

d0137603_1234184.jpgナガオカケンメイさんの新刊が発売されました。タイトルは、「60VISION」(ロクマルビジョン)。
451ブックスでは、リトルプレス「d long life design」でお馴染みですが、彼が今最も力を入れていることのひとつが、「60VISION」のプロジェクトです。
一見、60年代に発売されていた、レトロな工業製品の良さを見つけて復刻して発売するようなイメージでとらえてしまいがちですが、そこにはナガオカケンメイさんの深い思いがあります。

d0137603_1375954.jpgカリモク60から始まり、ノリタケ60、エース60等々が、プロジェクトの始まりから現在まで、詳細について語られています。
写真は、厚くて掘りの深い、個性的な色を持つアデリア60のグラス、職人さんたちの技術をもって作られています。

半年ごと、3か月ごとに新製品が出て、同じように廃盤商品として消えていく、消費社会のなかで、「60VISION」の伝えたいことは、モノづくりは作っている人、使う人の顔が見えることを大事にすることのように感じます。
一見、経済を支えているような売れ筋商品は、企業とか消費者という呼称の中でのマーケティング製品になって、人ひとりひとりの生活も想いも見ていない製品になってしまっています。
その中で大事なことは何か、60年代に送り出された工業製品のなかに「60VISION」は、見つけたものがあるのです。


451ブックスの紹介ページ → 60VISION(ロクマルビジョン)
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by 451books | 2008-08-02 13:44 | アート・デザイン | Comments(0)