家、住吉の長屋
2009年 01月 15日
昨年(2008年)10月にGALLERY・MA(東京)で行われた「安藤忠雄建築展」。
一番の目玉は、なんと言っても「住吉の長屋」原寸模型。一般の方の住宅のため、内部を見学することはほとんど不可能なので、模型とはいえ、訪れることの出来た方、羨ましいです。
この「安藤忠雄建築展」、2009年2月から大阪でも開催される(原寸模型ではなく、1/10模型)そうで、未見の方はぜひ。
451ブックスで紹介できるのは、原寸模型はとうてい無理。
写真の単行本、「家1969→1996」は、そのまま立てて置くとおおよそ1/30のファサードの模型になってくれます。
「住吉の長屋」は、安藤忠雄の初期の代表作、かつ今でも問題作。
3軒長屋の真ん中を取り壊して建て替えた、コンクリート打ち放し2階建ての住宅です。
屋根のない、中庭が中央に配置され、その中庭に挟まれた居室を行き来するためには、中庭という屋外を通らないと辿り着けない構造。
雨が降っていると、寝室からトイレに行くのに傘が必要という、現代の住宅の価値観から真っ向から対峙する住宅が、「住吉の長屋」です。
1階部分も、2階の渡り廊下のおかげで、かろうじて雨には当たりませんが、屋外であることに変わりはありません。
でも、ここに現代の住宅に失われてしまったモノを感じることが出来るとすると、「住吉の長屋」は、自然と共棲する最高の住処になるのかもしれません。
オープンカーのように屋根のないクルマが、他のクルマとは、全く別の楽しみがあるように、風や、気温、空や、太陽、そして四季を肌で感じることが、住まいでも出来るということです。
平面図を見てもシンプルなプラン。縦(あるいは横)に長い長方形を3分割して、中央部分をオープンな中庭にすることによって、「住吉の長屋」はできあがっています。
実は、Google Mapで「住吉の長屋」を探して、少し疑問に思うことがありました。
そして、辿り着いたのが、収録されていたこの写真。事実はわかったけど、その理由を考えると夜も眠れないかもしれません。
原寸模型は平面図のまま作られているようで、「家1969→1996」は、一般の書店では現在在庫切れ、手に入れるには今しかないのかもしれません。
一番の目玉は、なんと言っても「住吉の長屋」原寸模型。一般の方の住宅のため、内部を見学することはほとんど不可能なので、模型とはいえ、訪れることの出来た方、羨ましいです。
この「安藤忠雄建築展」、2009年2月から大阪でも開催される(原寸模型ではなく、1/10模型)そうで、未見の方はぜひ。
451ブックスで紹介できるのは、原寸模型はとうてい無理。
写真の単行本、「家1969→1996」は、そのまま立てて置くとおおよそ1/30のファサードの模型になってくれます。
「住吉の長屋」は、安藤忠雄の初期の代表作、かつ今でも問題作。
3軒長屋の真ん中を取り壊して建て替えた、コンクリート打ち放し2階建ての住宅です。
屋根のない、中庭が中央に配置され、その中庭に挟まれた居室を行き来するためには、中庭という屋外を通らないと辿り着けない構造。
雨が降っていると、寝室からトイレに行くのに傘が必要という、現代の住宅の価値観から真っ向から対峙する住宅が、「住吉の長屋」です。
1階部分も、2階の渡り廊下のおかげで、かろうじて雨には当たりませんが、屋外であることに変わりはありません。
でも、ここに現代の住宅に失われてしまったモノを感じることが出来るとすると、「住吉の長屋」は、自然と共棲する最高の住処になるのかもしれません。
オープンカーのように屋根のないクルマが、他のクルマとは、全く別の楽しみがあるように、風や、気温、空や、太陽、そして四季を肌で感じることが、住まいでも出来るということです。
平面図を見てもシンプルなプラン。縦(あるいは横)に長い長方形を3分割して、中央部分をオープンな中庭にすることによって、「住吉の長屋」はできあがっています。
実は、Google Mapで「住吉の長屋」を探して、少し疑問に思うことがありました。
そして、辿り着いたのが、収録されていたこの写真。事実はわかったけど、その理由を考えると夜も眠れないかもしれません。
原寸模型は平面図のまま作られているようで、「家1969→1996」は、一般の書店では現在在庫切れ、手に入れるには今しかないのかもしれません。
by 451books
| 2009-01-15 16:12
| 建築・インテリア